スタッフブログ

今回は番外編ということで、外壁塗装のお話ではなく、DIYについて解説していきます♪

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DIYって、自分の手でおうちを素敵にしていける楽しい時間ですよね！

お気に入りの棚にオイルを塗ったり、ウッドデッキをちょっとメンテナンスしてみたり。

「自分でできる！」って感じが、何とも言えない満足感につながるものです。

でも、今日はそんなDIYの裏側にある、ちょっと怖いお話をひとつ。

それは…「自然発火」のお話です。

「火をつけてないのに、燃える」ってホント？

自然発火って、聞いたことありますか？

字の通り、火をつけてないのに勝手にモノが燃え出してしまう現象なんです。

たとえば、以下のようなものが自然発火の原因となることがあります。

・油性塗料やワックス、インキなどの酸化熱

・黄リン（昔のマッチの材料）など、空気に触れて燃える化学物質

・太陽光がレンズ上に集まって焦点を作るペットボトル

・落雷や火山の噴火　など

DIYで特に気をつけたいのが、オイル系の自然塗料を使ったときのウエス（布）や雑巾。

塗料に含まれる油分が、空気中の酸素と反応して熱を出すことがあるんです。

これが積み重なると、ある日突然、何もしていないのに発火…なんてことに。

なぜ塗料が自然発火するの？

自然発火に関わる3つの要素は以下の通りです。

・酸素：空気中の酸素に触れることで油が酸化

・温度：酸化によって発生した熱が蓄積

・密度：布や紙が密集していると熱がこもりやすい

この3つが揃うことで、油分を含んだ布や紙が発熱→発火に至る可能性が高まります。

こんな状況がキケン！！

・油性塗料やワックスをふき取った、ウエスをビニール袋に入れて放置

・油が染み込んだ、紙・新聞紙・養生シートなどをまとめてゴミ箱に捨てる

・使用後の塗料缶に、ゴミや布を押し込む

これらの物が密閉された空間で酸化熱をためこむと、火がつかなくても自然に温度が上がり、出火する危険があるのです。

塗料の「塗膜」は発火しない？

ご安心ください。塗料を塗って乾いたあとの「塗膜」は自然発火しません。

塗膜は広い面に薄く塗られるため、酸化しても熱が外に放出され、熱がこもらないためです。

自然発火のキケンがある塗料は？

自然発火の可能性があるのは、主に以下の用な塗料。

・アルキッド樹脂系塗料（油脂が主成分で酸化乾燥するタイプ）

アルキッド樹脂系塗料は、塗膜が強くて長持ちという利点や、下地への密着性が良いという利点をもちます。

ホームセンターなどで入手しやすく、DIYにもよく使われている点が特徴です。

一方、以下のような塗料は自然発火しません

・アクリルエマルション系塗料

・水性塗料全般

ただし、ラッカー系塗料などの引火性塗料は、火気厳禁です。

自然発火ではありませんが、引火すると爆発的に燃える危険性があります。

DIY用塗料を購入する際は、ラベルを必ず確認し取扱いに注意しましょう。

塗料缶のラベル表示にも注目！

塗料のラベルにある「GHSピクトグラム」や「危険物表示」も必ず確認しましょう。

🔥 → 引火性あり

☠ → 有害性あり

☣ → 化学反応の危険性あり

など、ピクトグラムを参考に、保管・使用・廃棄を安全に行いましょう。

「もったいない」はキケンのもと

DIY中って、「あ、まだこの布使えるな」「ちょっと置いとこう」って思いがちですよね。

でも、その”ちょっと置いとく”が本当に危ない！んです。

特に暑い夏や、日当たりのいい室内なんかは、発火しやすい条件が揃っています。

自然発火を防ぐためにできること

じゃあ、どうすれば安心なの？

大丈夫、ちょっとした気配りで、リスクはぐんと減らせます！

🔥ウエスや布の安全な処理方法

✅使用後の布・紙・ウエスなどは…

山積みしない！密集はNG

ビニール袋に密閉しない！熱がこもります

使用後はすぐに水にしっかり浸して処分する

すぐ捨てられないときは、水を入れた密封容器に入れて保管（水が蒸発しないようにフタも忘れずに）

ウエスは「まだ使えるな」と思っても、思い切って水に浸してバイバイ！が安心への近道です。

DIYで木部塗装をするときに！オイルステインの主要メーカーと特徴をご紹介

木材の風合いを活かしたまま着色できる「オイルステイン」。

DIYでも人気の塗料ですが、いざ選ぼうと思うと「どのメーカーの製品がいいの？」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

DIYでよく使われる主なオイルステインのメーカーと、それぞれの特徴・注意点をまとめました！

◇ワトコ（WATOCO)

木の呼吸を妨げず、木目を美しく引き立ててくれる定番のオイルステイン。

屋内の家具や棚にピッタリです。

特徴：発色が良くしっとりとした仕上がり

注意点：乾燥に時間がかかるため、乾燥不十分のまま重ね塗りはNG

◇オスモカラー（OSMO）

自然由来の原料でつくられており、小さなお子さんやペットがいる家庭でも使いやすい塗料です。

屋内・屋外兼用の製品もあります。

特徴：塗膜を作らず、木に浸透するので自然な仕上がり

注意点：やや高価。塗りすぎるとムラになりやすいので薄く均一に！

◇キシラデコール

屋外木部に強く、フェンス・ウッドデッキなどにおすすめ。プロの業者もよく使う本格派です。

特徴：防虫・防腐・防カビ効果も期待でき、屋外で長持ち

注意点：においが強めなので作業中の換気と保護具の着用が必須

◇和信ペイント

ホームセンターでもよく見かける、コスパ重視のDIY向け塗料。

初心者でも扱いやすく、色味もやさしめです。

特徴：水性・油性など種類も豊富。初心者に人気

注意点：屋内向け製品が多いので、屋外には不向きなものもあります

◇日本ペイント（ニッペ）

業界大手メーカーの安心感があり、塗料の種類も非常に豊富です。DIY向け製品も展開されています。

特徴：色数も多く、仕上がりの質感を選びやすい

注意点：製品ごとの用途が細かく分かれているので、ラベルや説明書をよく確認して選びましょう

🔍選ぶ時のチェックポイント

・使用場所は、屋内か屋外か

・においや安全性に敏感な方は自然塗料を選ぶ

・乾燥時間や塗り重ねのしやすさも大事

・透明感のある仕上がりか、しっかり色がつくタイプかも好みによって選びましょう

最後に

DIYは、自分の暮らしをもっと好きになる魔法みたいなもの。

でも、魔法にはちょっとしたルールがあるんです。

楽しく、安全に、自分らしく。

そんなDIYライフを送るためにも、塗料の後始末はしっかり丁寧にしてあげてくださいね。

あなたのDIYが、いつまでも楽しくありますように。

また、ちょっと役立つお話があればブログでお届けしますね♪

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