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ラジカルって何!?
2021.09.06
あおぞら日記
屋根外壁塗装
「ラジカル」って?
ラジカルとは、樹脂や顔料の有機物を劣化させるエネルギーのことです。ラジカルは、塗料を調色(色を作る作業)する時に使う酸化チタン(白色顔料)に太陽光の紫外線が当たることで発生するエネルギーです。発生したラジカルは、塗料の樹脂や有機顔料にダメージを与えてしまい、劣化を促進させてしまいます。
ラジカルは塗膜の劣化症状の1つ「チョーキング現象」を引き起こす原因でもあります。
チョーキング現象
チョーキング現象とは・・・手で触ると、チョーク(白墨)のような粉状のものが付着する状態
「酸化チタン」にはどんな役割があるの?
酸化チタンは、外壁の塗替えで人気の淡彩色(ホワイト系やクリーム系など)を調色するときに必要な白色顔料です。また、下地の色を覆い隠す隠ぺい力を高める効果もあります。この酸化チタンを使わなければ、淡彩色の塗料を作ることができませんので、酸化チタンは欠かせない顔料です。
そこで生み出されたラジカル制御技術!
淡彩色系の塗料を調色するためには「酸化チタン」が必須ですが、「ラジカル」が発生してしまい「チョーキング現象」の原因でした。
そこで生み出されたものが「ラジカル制御型の酸化チタン」と「光安定剤(HALS)」を使った「ラジカル制御型塗料」です!
「ラジカル制御型酸化チタン」とは、酸化チタンの表層に発生したラジカルを閉じ込めるためのバリアー層がある酸化チタンのことです。バリアー層によってラジカルが発生しても閉じ込めることができるので、樹脂や有機顔料にダメージを与えません。よって塗料の耐候性を延ばすことができます。
さらに、塗料の耐候性を高めるために光安定剤(HALS)を使っています。光安定剤の目的は、ラジカル制御型酸化チタンのバリアー層からラジカルが何かのきっかけで漏れ出した時に、ラジカルを捕まえるための添加剤になります。
下記にラジカル制御型酸化チタンと光安定剤(HALS)のイメージ図を記載します。
濃色の場合、ラジカルは発生しない!
前回、酸化チタンは「白色顔料」という話をしました。そのため、酸化チタンは白色顔料なので調色をするときに使用すると、濃色を作ることが難しくなってします。酸化チタンを使用しない濃色の塗料は、そもそもラジカルが発生せず、耐候性に影響を与えることはありません。そのため、濃色の塗料は樹脂の耐候性に頼ることになるので、耐候性の高い樹脂を選ぶ必要があります。
いかがでしたか?
紫外線はどうやっても防ぎようがないですが、ラジカル制御塗料で劣化を防ぎ家を長持ちさせることができるなんて救世主ですね。
ラジカル制御塗料にご興味のある方は是非、弊社へお問い合わせください!
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