スタッフブログ

皆様こんにちは!事務員Nです。

木々が赤く染まっていき、秋めいてきましたね。

これから寒くなるんだと思うと、寒いのが苦手な私には試練が待ち構えているのも同然です。

外で作業している職人さんたちはどうやって寒さ対策してるんだろう?

はっ…!

動いているから寒さを感じないのでしょうか?

それとも筋肉があるから寒さを感じにくいのでしょうか?

それならば、私はまずこの脂肪を筋肉に変えることから始めないといけない…(゜ー゜)

・・・真相は今度聞いてみたいと思います(^^)

さて、これから塗装を考えている方にとっては、

「もう冬になるし、春に塗装したほうがいいのかな?」と考えられたことが一度はあるのではないでしょうか?

なんとなく冬の塗装は避けた方が良い、というイメージが一般的にはあります。

その理由としては、冬は雪が降ったり気温が下がるため、塗装に適していないのじゃないかという懸念が挙げられるのではないでしょうか。

確かに、塗装は気温が5℃以下の場合は塗装ができません。

今回は、冬に塗装を行うメリット・デメリットをご紹介します。これからの塗装工事のご参考になりましたら幸いです(^^)


目次


塗装工事は、家を長持ちさせることが目的です。

では、なぜ塗り替えることで家を長持ちさせることができるかというと

塗膜”がキーポイントになります。

塗膜の役割は、コーティング(保護)です。

上の図のように形成された塗膜は、建材を保護し、建物の劣化速度を速める水(雨)・紫外線・熱によるダメージから家を守る働きがあります。

コーティングをしていない状態であると、雨水を吸収します。吸収した水は、気温差により膨張したり、伸縮するため、ひび割れが発生したり、爆裂という欠損が生じてしまいます。

さらに劣化が進むと、建物内部に水が浸入し、柱などの建材自体の劣化が進行してしまうのです。

外壁や屋根は、家全体を守ってくれるものですが、その外壁材や屋根材自体を守ってくれるのが、この塗膜なのです。

塗装が行えない条件というのは、この塗膜形成に関わるものです。

この条件を無視して塗装すると、十分に塗膜が形成されず、不良施工につながります。

では塗装が行えない条件がなにかというと、”気候”が関係してきます。

それは、①気温による条件と、②湿度による条件です。

具体的に説明しますと、

①気温が5℃以下の時

②湿度が85%以上の時

③降雨、降雪、結露が起きている時または予想される時

の3点です。

まず、気温が5℃以下では、塗料が乾燥・硬化しにくくなってしまいます。

各塗料メーカーは、下塗り⇒中塗り⇒上塗りの各工程で、次の工程に移るまでの、【乾燥時間】を規定しています。

気温が5℃以下の場合に、その乾燥時間を守って次の工程へ進んだとしても、硬化不良のため、塗膜が形成されたとしても脆弱になってしまいます。

湿度が85%以上の時も同様で、空気中の水分が多いと、塗料の乾燥が遅くなってしまいます。

また、天候が雨や雪などの場合も、塗料自体が流れ落ちてしまうため、塗装を行う事はできません。

(※ただし、メーカーや塗料の種類によっても違うことはありますので、商品カタログの注意点を確認されることをオススメします)

この条件を守っていれば、冬に塗装を行っても品質上問題はありません。

逆にいうと、冬以外でこの気候条件を守っていなかったり(春に湿度が85%以上の日に塗装したり等)、塗料メーカーが定める『塗装標準仕様』を守らずに塗装すると、高品質の塗装は確保できません。

メリット:晴れの日が多く、湿度も低いので乾燥しやすい

◆晴れの日が多い

地域にもよりますが、冬は一年を通して比較的雨が少ない季節です。

そのため、台風シーズンや梅雨の時期に比べると、工事のスケジュールを立てやすいといえます。

また、工事期間中は、養生のため、窓を締め切ることになりますが、夏場なら暑くて大変ですが、冬はそこまで気にならなかったというお声もあります。

◆湿度が低い

日本はもともと、年間を通じて湿度が高い日が多い国です。特に梅雨や夏は湿気が多く、塗装の条件である湿度85%を上回り、塗装が出来なくなることもしばしば。

冬は、空気中の湿度が低く乾燥しているため、気温さえ下がらなければ、スムーズに塗装を行えます。

デメリット:作業できる時間が狭まってしまい、工期が延びる可能性が高い

◆日没が早いため作業できる時間が狭まってしまう

冬は日没が早い季節なので、職人が作業できる時間も短くなってしまいます。

周りが暗い状態で塗装作業を行うと、目でちゃんとした確認をすることができないため、塗り残しやムラが出たりする恐れがあります。

そのため作業終了の時間が早まり、作業可能時間が狭まってしまいます。

◆雪が降ったりなど、塗装が行えない場合工期が延びて、足場が立っている期間が長くなる

冬以外でも、梅雨や台風の時期は、品質上塗装が行えないので、工期が延びます。

つまり、足場が立っている期間が長くなってしまいます。

冬は条件を守ったら塗装の品質は大丈夫といえども、足場が長く組まれるのは少し気になるなぁ~といった場合は、あまり冬はオススメできません。

ただ、塗装業者にもよりますが、足場の期間が延びてしまうことを考慮して、普段ではできないサービスがあったり、お客様に満足してもらえるよう工夫をするところもあります。

どの季節もメリット・デメリットはあります。

例えば春や秋は人気のシーズンですが、春の嵐とよばれるほどの雨がふる可能性があったり、秋は台風が発生します。

思いがけない天候の不順で工期が延びたりする可能性は、どのシーズンにもあります。

しかしどのシーズンに塗装を行うにしても、施工の気候条件を守りさえすれば、塗装の品質に問題はありません。

今回のメリット・デメリットをご参考いただき、冬に塗装を行うかどうか、ぜひご検討くださいませ(^^)/

塗装のことで気になられること・ご不明な点は、あおぞらペイントにお気軽にご相談ください♪

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