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カラーコーディネーター　アドバンスクラス　資格受験記

2025.07.15

あおぞら日記

はじめまして。事務員Oです。

記念すべき初投稿は「カラーコーディネーターアドバンスクラス」に挑戦した体験記を書かせていただきたいと思います。

■受験のきっかけ

学生時代、ビジュアルデザインを学び、卒業後は医薬品のパッケージデザイン→印刷物（カタログ、チラシ、ポスターなど）デザイン→WEBデザイン…といった、さまざまな分野のデザインの仕事に携わってきました。

そして現在は住宅の屋根・外壁塗装の分野に軸を移し、「家」という空間全体のイメージをどう整えるか、という視点で、お客様の色選びをサポートしています。

これまでデザインに関わってきたとはいえ、外壁や屋根の配色にはまた別の知識や感覚が必要です。

というのも、外壁の色は単なる個人の好みではなく、家の外観＝その人の暮らしの表現であり、同時に街の風景をつくる「環境の一部」でもあるからです。

そのため、「感覚」や「経験」だけに頼らず、色彩についての理論的な裏付けをもつことで、より自信をもってお客様の色計画の役に立てる！と考え、カラーコーディネーターアドバンスの受験を決意しました。

■ ６０代の学び直し

数年前に還暦を過ぎた私…正直に言うと、久しぶりの勉強に不安はありました。しかし、これまでの仕事で培った感覚や経験を通じて知識がすんなりと頭に入ってくる感覚もあり、「今だからこそ、学びの意味が深く理解できる」と感じる場面が多々ありました。

学習では公式テキストと問題集、ベネッセ業務提携のUdemyを活用し、毎日の隙間時間でコツコツと継続。模擬試験で毎回１００点が取れることを目標に学習しました。内容は幅広く、色彩理論、視覚の仕組み、配色技法、流行色、心理的効果、染料や顔料、照明光の構造　業界別の色戦略等々、多岐にわたります。

特に印象的だったのは、色彩の地理学の話です。「地域には地域の色がある」という考え方はとても興味深く、外壁の色計画のためにも重要な知識だと思いました

■ 試験と、合格後に感じたこと

試験当日、一番戸惑ったのは試験内容ではなく、なんとリモート受験のためのパソコンの設定でした。

試験開始直前にこちらの音声がモニター越しの試験官に届かないトラブルが発生💦まさかここで躓くとは…💦でも予備のマイクに切り替えて何とか間に合いました。

アドバンスクラスの試験内容はスタンダードクラスの試験とは違って、過去問を解いているだけでは解けない問題がたくさんありました。テキストをしっかり読み込んで内容をちゃんと理解していなければ解けないようなひねった問題もけっこうあったので少々焦りましたが、何とかギリギリの点数で合格することができました。

■ 今後の仕事への活かし方

今回得た知識を活かして、今後はより一層「お客様の想いに寄り添いながら、環境にも調和する色選び」ができるよう取り組むとともに、感性と理論の両面からサポートできる存在でありたいと思っています。

また、単に「人気の色」ではなく、「その家・そのお客様にとって最適な色」を一緒に見つけるパートナーとして、信頼される存在になれるよう努めていきます。