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今回は窯業系サイディングのメンテナンス時期について紹介します。またその時の注意点なども書いていますのでどうぞ最後までご覧ください。

 

窯業系サイディングとは??前回の記事は→こちら

 

 

防水機能が失われる前に塗り替えが必要

住宅を長く持たせるために重要なことは「防水」つまり「住宅に水を入れない」ということが大切です。前回の記事で窯業系サイディングは80%がセメントでできており、防水性がないため、防水機能は表面の塗装によって補っています。アクリル系塗料を中心に塗装が施されていますが、アクリル系塗料の場合5~10年程で塗膜表面の防水機能は失われてしまいます。
そこで窯業系サイディングボードは定期的な塗り替えによるメンテナンスが必要となります。

 

窯業系サイディングは基本的に7~8年横ばいで劣化しますが、防水機能が切れてしまうと、スポンジのようにどんどん水を吸収し、約1年ほどで急激に劣化しますので注意が必要です。

 

なぜ劣化するのか

窯業系サイディングは自体に蓄熱性があり、表面温度は60度に上がることもあり、膨張と伸縮を繰り返しボードとボードのつなぎ目に入れられているゴムのようなシーリングという部分が塗膜よりも早く劣化が進みます。

【シーリングのひび割れ】02-シーリング-細かいヒビ

シーリングの劣化から水が浸入し、サイディングボードが凍結、反り返る、割れるといった劣化がおこります。メンテナンスを怠ると、躯体にも水が浸入し、木を腐らせ、断熱材などにも水が溜まりカビの発生につながります。

 

メンテナンスの注意事項

窯業系サイディングはシーリングの定期的なメンテナンスが必要になります。シーリングは劣化したら必ず打ち換えます。

そもそも窯業系サイディングは膨張・収縮をしてしまうので、シーリングが一緒に動くように施工します(2点止め)。2点止めすることにより耐性が強く、家は長持ちします。

シーリングを上から塗り替えたり、埋めるといった施工は不良施工につながるので注意しましょう。

 

 

窯業系サイディングの家のご相談、ご不安、またメンテナンスをお考えのお客様はいつでもお気軽にご相談ください。ご来店心よりお待ちしております。

 

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